ティファニーのオープンハートはダサい？年齢別に徹底解析

1980年にバブル期に流行したティファニーのオープンハート。高級ジュエリーブランドであるティファニーの中でも比較的安い値段から展開されているため、現在も世代を問わず人気がある。

人気がある一方でティファニーのオープンハートは、ダサいという声も聞こえてくる。自分が好むジュエリーを身に付けるのが1番だが、やはり世間の評判も気になるだろう。そこで今回この記事では、ティファニーのオープンハートがダサいのかについて考えていく。

引用：ティファニー公式HP

ティファニーのオープンハートとは？

オープンハートは美しい曲線が象徴的なジュエリーで、世界中で人気のアイテムになっている。

1974年にティファニーのバイザヤードをデザインをしたエルサ・ペレッティによって生み出されたコレクションであり、そしてこのオープンハートこそティファニーの歴史にエルサ・ペレッティの名を残すデザインになった。

エルサ・ペレッティは「スタイルはシンプルであれ」という信条を元にデザインをしているため、オープンハートは可愛さと曲線美を大切にした品のあるフォルムを採用している。またシルバーなど素材の厚みを出すことによって高級感を作り出し、どんなスタイルにも合わせやすいアイテムになっている一方で手を出しやすい価格帯になっているため、いつの時代でも愛され売れ続けている理由だ。

オープンハートには「愛することへの祝福」「心を開いて」という意味が込められており、ストレートな気持ちを伝えるプレゼントの定番になっている。

引用：ティファニー公式HP

ピアス

ピアスのコレクションは、「フープピアス」「定番デザインのピアス」「ドロップピアス」の3種類があり、素材やダイヤモンドの有無によってバリエーションが豊富である。

• 細い曲線で柔らかい印象だがフープにすることで存在感があるフープピアス
• オープンハートのネックレスと同じ定番デザインのピアス
• チェーンの先にオープンハートが付いて耳元で揺れるドロップピアス

フープピアスには、S・M・Lの3つのサイズがあるため、顔の雰囲気や予算・用途に合わせて選ぶことができる。またフープピアスは、ホールに入れる部分が曲線になっているため付けるのが難しいと言われている。慌てずに曲線に合わせてゆっくり入れていくのがコツになる。

ピアスを開けたばかりの方は、ホールが安定してからフープピアスを付けることをおすすめする。

オープンハートのピアスはダサい？

ティファニーのオープンハートは、発売から約40年経つが、未だに売れ続けている人気のコレクションである。ハートをモチーフにしたデザインで最も有名なのがティファニーのオープンハートである。では、なぜダサいと言われるのか。その理由は3つある。

1. シルバーは3万円以下で購入できるため「安いからダサい」と言われるため
2. プレゼントの定番で見かける機会が増え、飽きたため
3. 1980年代にバブル時代の日本でブームが起こり古いイメージがついているため

オープンハートは、1980年代のバブル期と2000年代に高校生や大学生の間で、そして2016年にドラマ「せいせいするほど愛してる」で主人公がオープンハートを付けたことなどから流行・ブームが3度あった。

そのことから過去の流行や思い出の印象から若い世代が付けるジュエリーと先入観ができ、30代・40代が身に付けるとダサいイメージになっている可能性が高い。

リング

リングのコレクションでは、「バンドリング」「ミニリング」「スモールリング」の3種類ある。

• オープンハートをスタイリッシュにしたフォルムにダイヤモンドを配置した高級感あるデザインのバンドリング
• オープンハートを両側のアームで支えているデザインのミニリング
• 横向きに置かれたオープンハートから流れる一筋のラインで柔らかなフォルムのデザインのスモールリング

シンプルなデザインだからこそ、どんな装いでもおしゃれにしてくれる素敵なアイテムのオープンハートリング。特別な記念日や誕生日のプレゼントで人気が高いため贈ってみてはいかがだろうか。

ペンダント

オープンハートのペンダントのコレクションは「ミニペンダント」「ペンダントS」の2種類ある。

• 定番のオープンハートの半分のサイズのミニペンダント
• 流行に左右されない定番のペンダントS

定番のオープンハートのサイズは、7㎜・11㎜・16㎜・22㎜・27㎜・36㎜の6種類ある。素材は、シルバー・イエローゴールド・ローズゴールドとあり、カジュアルな装いからフォーマルまであらゆるファッションに合わせられる。

キーリング 

綺麗に整ったハートではなく少し歪んだハートが魅力のフォルムをしているオープンハートのキーリング。

ティファニーのロゴが刻印されており、シンプルなデザインのためバックに付けるだけでもおしゃれになるアイテムだ。

オープンハートのキーリングは、11,550円（税込）と高級ブランドにしては手の出しやすい価格のため、ご褒美にもピッタリである。従来のカバーのあるキーケースと違うため、鍵を多く持っている方、鍵以外の物をつけたい方におすすめだ。

引用：ティファニー公式HP

キーリングの使い方

右下のハートの切れ目から鍵をねじ込むように入れる。ただ力任せにねじ込んでしまうと必要以上にシルバーの部分が広がってしまい元に戻らないことがある。また車の種類によってキーリングに入れられない鍵もある。その場合は、無理にねじ込まずにホームセンターなどで細めのリングを購入し、連結させるとキーリングのシルバー部分が広がり過ぎることを防ぐことができる。

ティファニーのオープンハートの値段の違い

同じように見えるオープンハートのアイテムだが、手が出しやすい3万円前後の価格から一桁違う商品まである。なぜ値段がここまで違うのか解説していく。値段が違う原因として3つあげられる。

• オープンハートの大きさが違う
• 使用している金属が違う
• ダイヤモンドの有無

3つの原因の中でも一番値段の違いに影響しているのが使用している金属が違うためである。シルバーと18Kゴールドのオープンハートのペンダントで比較してみる。

引用：ティファニー公式HP

シルバーのほうがハートのサイズが5㎜大きく、ダイヤモンドもあるが18K ゴールドではハートの大きさがワンサイズ小さく、ダイヤモンド無しなのに1万円の差しかない。

2023年6月30日の地金相場を見ると「シルバー119.13円/g」「ゴールド9,810円/g」になっている。地金相場を見れば価格の違いは明らかだ。

昔の値段

また10年前、20年前に購入した時より現在の価格がかなり値上がりしているなどの内容をSNSで見かけるが、この原因も地金相場などが関係している。

参考：田中貴金属工業

ゴールドは、30年前と比べると8,482円/gと8倍も価格が上昇している。シルバーも30年前と比べると102.53円/gと10倍上昇しているのがわかる。つまり地金価格が何倍も上昇しているため、子供にオープンハートを贈ろうと昔の価格で考えていると現在の価格に驚く方も多い。

ティファニーのオープンハートに持つ年齢別のイメージは？

10代・20代はファーストジュエリーとして

20代の方にとってティファニーは、ハイブランドジュエリーとして憧れのブランドである。その中でもオープンハートは、価格帯も手が届きやすく初めて購入する高級ブランドのジュエリーとして検討している方も多い。
そしてオープンハートの良さを可愛く使いこなせる世代とも言える。また大きいサイズのオープンハートを選べばブランドの高級感を出すことができる。予算と相談しながらご自身に似合うオープンハートを探してみてはいかがだろうか。

引用：ティファニー公式HP

30代　ハートのデザインが恥ずかしい方も

30代でオープンハートを付けるには、ハートの形が可愛く感じてしまうため身に付けるのが恥ずかしいと考えている方もいるだろう。

30代になると3万円前後のシルバーよりも18Kゴールドやダイヤモンドなどの高価なオープンハートを好んで付ける方もいる。 また20代にプレゼントで貰うイメージが強く、年齢に合ってないと考えている方も多い。そのため20代にプレゼントで贈られたオープンハートを売却するべきか悩む方もいるのが現状だ。

ただシンプルなコーディネートにアクセントとして付ける方もいる。ネックレスであれば小さいサイズのオープンハートを首元に飾ったり、ブレスレットやリングなどは他のジュエリーと組み合わせることで高級感を出すことで魅力的なコーディネートができるだろう。

引用：ティファニー公式HP

40代　古いデザインの印象が強い

バブル期に流行ったオープンハートは、40代の方にとって古いデザインの印象が強い。若い頃にプレゼント・購入したオープンハートのジュエリーを子供に譲ったという方も多いのではないだろうか。

その一方で、あえて昔から付けているシルバー素材のオープンハートをつけることによってジュエリーを大切に使っている印象や歴史を感じることができる。オープンハートは、若い世代が使うものではなく、年代にあったコーディネートをすることによって世代は関係なく楽しく身に付けることができるジュエリーだ。

ティファニーのオープンハート昔のデザインとは？

定番のオープンハートのペンダントは刻印の違いだけでほぼ約40年前と変わらないシルエットになっている。ただオープンハートには、廃盤になった昔のデザインのコレクションがある。

• ハート両側に10連のチェーンがある印象的なトグルのブレスレッド
• 5つのオープンハートの間にパールがあしらわれたブレスレット
• ツイストしているシルバーのオープンハートが特徴のネックレス
• オープンハートにゴールドのリボンが付いて可愛い印象のリング
• トップに3つのオープンハートが絡み合っているネックレス

現在では、シンプルなデザインが多いオープンハートコレクションだが、昔のデザインは、その時代を反映しているようなデザインに感じる。

ティファニーのオープンハートを売る時の買取価格は？

オープンハートを高く売るためのポイントを紹介していく。

• 地金相場を確認する
• 柔らかい布などを使って汚れを落とし、状態を少しでも良くする
• 傷や凹みがある場合は、そのまま査定へ
• まとめ売りをして価格交渉をする
• ティファニーに力を入れている買取業者を選ぶ

オープンハートに限らずジュエリーの素材はゴールド、シルバー、プラチナなど地金相場に買取価格が影響を受けることが多い。そのため地金相場が上がっている時に売却するのがおすすめだ。

取れない汚れやくすみなどは、ティファニーの店舗に持ち込むと無料でクリーニングしてくれる。一方で傷や凹みを修理する場合は、有料になる可能性があるため、修理せずに手入れだけして査定に出すことがおすすめだ。

買取業者によって得意なジュエリーブランドがある。そのためティファニーに力を入れている業者だと高額買取してくれる可能性が高い。また1社だけではなく複数の業者に査定してもらい比較することがおすすめだ。

 ネックレス（シルバー）の買取価格

中高生でも手が届くためファーストアクセサリーとして人気の高いシルバーのオープンハートネックレスは、状態の良い商品であれば4,000円～7,000円前後の買取価格になる。ただ傷や黒ずみが目立つ場合は、1,500円前後が相場になるため日々のお手入れが大切になってくる。

 ネックレス（ゴールド）の買取価格

ここ数年ゴールドの地金相場が高くなっているため、K18ゴールドを使ったオープンハートは買取価格も高くなっている。ダイヤモンドが無い場合は13,000円前後になり、ダイヤモンドが入っている場合は23,000円前後が相場になる。

リングの買取価格

定価が35,000円前後のシルバーリングでも傷や黒ずみがあり、付属品がない商品は500円～3,000円程にしかならない場合もある。

リングの状態が良いゴールドのリングは、30,000円～50,000円の買取価格が期待できる。ゴールドでダイヤモンドがついたリングであれば、さらに高額で買取される可能性がある。ただ刻印が入ったリングの場合は、買取価格が大きく下がる可能性があるため複数の業者に査定してもらうことをおすすめする。

統括：ティファニーのオープンハートはダサい？

この記事のポイントをまとめると、

• オープンハートには「愛することへの祝福」「心を開いて」という意味が込められている
• ピアスには、「フープピアス」「定番デザインのピアス」「ドロップピアス」の3種類
• リングには、「バンドリング」「ミニリング」「スモールリング」の3種類
• ペンダントには、「ミニペンダント」「ペンダントS」の2種類
• キーリングはシンプルなデザインでバックにつけてもおしゃれ
• 値段の違いは、地金相場が大きく影響している
• オープンハートは若い世代のイメージだが、コーディネートによっては30代・40代でも世代関係なく楽しむことができる
• 買取価格は、素材・商品の状態によって左右する

この記事では、ティファニーでも人気があるオープンハートについてまとめてきた。オープンハートは、可愛さと曲線美を大切にした品のあるデザインが特徴的で、40年前に発売をしてから現在まで人気のコレクションである。

オープンハートがダサいという声をネットやSNSで上がっているが、その原因は「バブル期に流行したから古くてダサい」「プレゼントの定番で見飽きてダサい」「シルバー素材は3万円から購入でき、安くてダサい」など考えられる。

ただ発売されて約40年間、世界中の方に愛され続けているオープンハートのコレクション。世界中のセレブ・芸能人・インフルエンサー・一般人でも愛用している方が多いことから「ダサくない」と言えるだろう。周りの声を気にせずオープンハートの大胆で美しい曲線のデザイン・魅力を楽しんでみてはどうだろうか。